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 アンドリューNDR114(原題:BICENTENNIAL MAN)
   監 督 :クリス・コロンバス
   出 演 :ロビン・ウィリアムズ、サム・ニール、
   ジャンル:SF、ドラマ
   1999年  アメリカ


  
注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 舞台は近未来、リチャード・マーティン(サム・ニール)は人間型家事ロボット:NDR114を購入しアンドリューと名付けます。
 アンドリューはマーティンの二人の娘(長女・グレース、次女・アマンダ)とも仲良くなります。
 が、アンドリューは欠陥品で、持っていないはずの創造力を持っていたのです。
 主人であるリチャードは、彼の能力を認めていろんなことを教えてくれ、彼が時計の製作・販売で得た金を プール出来るように口座まで作ってくれますが、結局のところ「主人と従者」「人間と機械」の概念から抜け出すことができませんでした。

 リチャードの死後、アンドリューは自分と同じ型のロボットを探す旅にでます。
 そして、父の遺志を受け継いでロボットに人間のような外観を与える研究をしていたバーンズに出会い、研究に出資し、人間そっくりの外観を得てマーティン家に戻るのです。

 そこで、年老いたアマンダと孫娘のポーシャに会います。
 その頃にはアンドリューの力もあって人工臓器の第一人者となっていたバーンズの協力でアンドリューはアップグレードを繰り返し、その体はもはや人間でした。
 アマンダが亡くなって後、アンドリューとポーシャは愛し合うようになりますが人間の法廷はアンドリューを人間だと認めてくれないのです。
 アンドリューは、最後に自分の体に人間の血液を輸血し、それが凝固することによって死を迎えるのです。
 ポーシャと並んでベッドに横たわったアンドリューの足元のテレビは、アンドリューが人間であるかを検討する法廷の生中継でしたが、議長がついに「史上初めて200年生きた"人間"(BICENTENNIAL MAN)」と呼びかけた時、すでにアンドリューは停止していたのでした。


【感想】
 原作はアシモフの「THE BICENTENNIAL MAN」だそうです。(私は読んでません!)
 何だか壮大な話ですね。
 



アップグレード中のアンドリュー!

 人工知能が足りないものを探しながら人間を目指す、と、そんなのどかな時代だったのですね!(もちろんその時代の人がそう考えていたって事)
 結局、死が人間を証明するものだったんでしょうか?
 アンドリューが人間かどうか考えることは人間がなんなのか考える事でもあります。
 また、今のようにAIに仕事を奪われるなんて心配しなかった頃ですね。
 

  関連作品:ベビーシッターアドベンチャー … クリス・コロンバス 監督作品
       ジュラシックパーク      … サム・ニール 出演
       レッドオクトーバーを追え   … サム・ニール 出演
       イーグル・アイ        … 2008年のAI物
        EVA/エヴァ          … 2011年のAI物
       世界で一つの彼女       … 2013年のAI物
       エクスマキナ         … 2014年のAI物(アニメではありません。)


  2019.
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